ノーベル賞とともに


今年も12月に入りましたが、異常気象なのでしょうか、
本当に暖かい毎日です。昨日は、私の住む街では13度を
記録したそうで、これは12月の気温としては1972年以来の
記録的な暖かさなのだそうです。うーん、確かに、うちの息子が
生まれた12月はもっと寒かったな~と思い出しました。

☆ 2003年12月 ☆

スウェーデン、冬の風物詩のひとつにノーベル賞受賞式があります。
アルフレッド・ノーベル(ダイナマイトの発明者)の遺言のもと始まった
ノーベル賞。アルフレッド・ノーベルの命日にあたる12月10日に授賞式が行われます。毎年、授賞式に始まり、晩餐会まで、12月10日は
一日中テレビで様子が伝えられます。

そんなノーベル式授賞式の前日の夜中、私の陣痛は始まったのでした。
もともと、予定日が10日だったので、「これは予定日に産まれるか!?」と期待が高まったのを今でもよく覚えています。
病院に電話してものんきなスウェーデンの助産婦さん。
「初めての出産は時間がかかります。
陣痛の間隔が2,3分になるまで家に居て下さいね。」
と7分間隔くらいの陣痛では取り合ってもくれません。
不安と期待と複雑な気持ちで私はソファで横になりノーベル賞の授賞式の模様をテレビで眺めていたのでした。。
「あー、はやく病院に行きたいな~。」と思いながら。

その後、10日の夜中に陣痛がようやく進行し病院へ。
それからさらに時間は経ち11日の午後6時35分、
無事元気なTheodor(テオドル)が生まれました。
Theodorは3405g・52cmで誕生。
4000gを越える生まれてくる赤ちゃんが多いスウェーデンでは
いたって標準的な大きさ。異国の地、スウェーデンで無事に赤ちゃんを
産むことができた満足感。これから始まるはじめての育児への不安と期待。出産直後の私の心のなかはたくさんの思いでいっぱいでした。
1泊・2泊もするとすぐに退院させられてしまうスウェーデンの産婦人科。
私も例に漏れず、2泊入院した後、我が家に戻ってきたのでした。

Theodorが生まれた年は雪の多い12月でした。そして、12月末の冬至にむけ、太陽のでている時間は短くなる一方。スウェーデンの冬、「寒さ」よりもきついのが「暗さ」です。どんどんと日が短くなる11月あたりは本当に気が滅入ります。午後3時過ぎには暗くなり、朝も8時半ころまで明るくなりません。そんな暗いスウェーデンの冬、我が家にやってきたTheodorは、
母親・父親になりたての私たちにとっては、心を安らげてくれる明るい存在でした。


今日は、スウェーデンでよく見かけるベビーカーを紹介したいと思います。

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スウェーデンに引っ越したばかりの頃、ベビーカーの大きさには
びっくりさせられました。タイヤも大きい!
が、自分が子供を持ってみて納得です。寒い冬のおでかけは
ごっついベビーカーでしっかり防寒してあげないと、赤ちゃんには酷です。
冬の雪道や、街中の石畳なんかもこれ位しっかりしたタイヤでなくては
歯が立ちません。こんなに大きなベビーカーでも
バリアフリーの進んでいるスウェーデンではどこでもすいすい
行けてしまいます。ほんの数段の階段の横にも、
エレベーターが設置されていたり。
そしてバリアフリー以上に感動したのが、人が親切なこと。
ベビーカーを見かけると、ドアを押さえて待っていて
くれたり、ちょっとした段差でどうしよう~なんて考えていると、
すぐに「手伝いましょうか?」と誰かが声をかけてくれます。
「赤ちゃんがいて当たり前」の社会なんだな~。
赤ちゃんに優しい国だなと本当に感じます。
日本ももっともっと赤ちゃん連れでもでかけやすい環境になればいいのに
なあと、日本に里帰りをするたびに感じてしまいます。
今度、階段を目の前に困っているママさんを見かけたら
手をさしのべてあげてはいかがでしょうか?
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by hokuounonnbiri | 2006-12-08 06:06 | スウェーデンの暮らし
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